日本とアメリカの奨学金問題

日本とアメリカの奨学金問題は、本当に深刻な問題だ。

 

アメリカの奨学金問題の本質

 

アメリカの就職事情についてたいへん詳しい女性の話を聞いていると現在のアメリカ社会がどれだけ厳しいかということがよくわかる。

 

理系の大学院を卒業してさーいいところに就職したとなると奨学金の返済額が2000万円もの額になっているというのだ。アメリカはおそろしい社会に変わってしまっている。

 

いくら一流の学歴を取得して一流企業に勤めたとしても、2000万円もの奨学金の借金をどうやって返済するというのだろう。

 

この2000万円というのはあくまで、借金総額であって、この2000万円に金利までついて返済しなければならない。どれぐらいの返済額になるのか知らないが、おそらく20年の返済計画で、月に8万円くらい払わなければならないと思う。

 

アメリカは超厳しいビジネス社会だ。日本の比ではない。会社が少しかたむくとすぐに社員をクビにする。そんな不安定なビジネス環境の中で、月に8万円ものお金を返済しなければならない。

 

これでは破産する人が多発するはずだ。

 

アメリカの共和党と民主党の違い

 

アメリカ通という人に共和党と民主党の政策はどちらもほとんどいっしょで大統領の顔が変わるだけでアメリカの政治はプロレスそのものだ。こんな意見を言う人がいる。

 

とんでもない間違いだと思う。アメリカの共和党と民主党は、政策が全く違う。

 

特に経済政策についての考え方が根本的に違っている。共和党は完全な自由放任主義経済の信望者だ。政府が国民経済に手をつっこむのはおかしいと本気で思っている。だから減税と福祉カットが大好きだ。

 

それに反して民主党の経済政策は、福祉と再分配の経済だ。なるべく経済に政府が介入して福祉や社会保障について手厚い政策の実現を目指す。

 

オバマ大統領の誕生は、前ブッシュ共和党政権の経済放任主義のやりすぎを是正したいアメリカ国民の意思が働いたことが大きいのだ。

 

そのオバマ大統領が国民皆保険制度の導入へと大きくかじをとったことは画期的なことだ。まだまだ、民間の保険への強制加入の仕組みに近くとても日本のような皆保険制度にはほど遠いが大きな一歩なのは間違いない。

 

日本の奨学金制度はまだアメリカよりまし?

 

日本の奨学金制度の話になるが、すでにアメリカの大学生に近いぐらいに奨学金という借金の問題はひどくなっている。平均で日本の大学生は卒業後500万円近い奨学金のローンを背負う。すでに日本の大学生の52%もの人たちが奨学金を借りている現実を考えるとほとんどが大学卒業後500万円の借金持ちになってしまう。

 

これは大きな借金と言えるが、まだ、アメリカの大学生よりはましと言える。

 

日本の場合、まだ、仕事がたくさんある。それにアメリカに比べれば雇用環境はまだまだラクと言える。それに一発逆転の可能性も日本の方がはるかに可能性が高い。アメリカはベンチャー起業が発達しているからチャンスがたくさんあると思っている人がけっこういる。しかし、アメリカのベンチャー企業の廃業率は90%を超えている。

 

そんな会社に勤めたが最後、給料は安いし、すぐに失業してしまうから、奨学金の支払いも滞ってしまう。

 

日本の場合は、コミックマーケットやラーメン屋、ゲーム屋など、いろんなチャンスが眠っていて、どの市場もアメリカに比べればはるかに安いコストで挑戦できる。特にオンラインゲームなどは少人数のプログラマー集団で100%才能で勝負できる分野だ。マブラヴオルタネイティブストライクフロンティアRのようなゲームを開発できれば、1つのゲームで一攫千金が可能だ。

 

同人誌の分野でも今大人気になっている、ガキにもどって犯りなおしっ!!!などのCG作品などは、1000円ぐらいのコストで何千万円も稼いでいる。ガキにもどって犯りなおしっ!!!は、同人サークルまろんまろんの作品だ。

 

日本のゲーム市場や同人誌の世界を見ると、奨学金問題については、日本の方がまだ、アメリカに比べれば、すごく返済のチャンスがある社会だと言えると思う。